議論の作法

議論の中で多数派(あるいは強者)に対するカウンターという立ち位置を取ると、互いに見えている「多数派」が食い違っていた場合に「大きな主語」の投げ合いになって憎悪しか残らないという不毛なことになりやすい。特にネットでは、見える範囲が特定のクラスタに集中しやすいのでこの傾向が強い。はてブで反対意見が多数を占めるのもある意味必然で、メタブ、メタメタブ……と多数派が入れ替わるのもよくある話。
だから、声を上げる段階から議論へと移行する段階で、パワーバランスによるものではなく互いの立場を理解した上での妥協点を探るしか無いんだけど……まあ難しいよな。とりあえず最低妥協ラインとして憲法ぐらいは土台にすべきだと思う。
あと、喩え話は「分かってる」人には意味が無く、「分かってない」人は十中八九混乱させるだけなので、多用は自重すべき。どや顔で上手いこと言おうとすると大抵失敗する。
というようなことを、http://h.hatena.ne.jp/y_arim/9234076308401346805以下のツリーや表現規制絡みのあれこれで思ったので、自戒のためにメモっとく。