統計学の本

化学実験における測定とデータ分析の基本

化学実験における測定とデータ分析の基本

最近になってあらためて統計学を勉強する必要性を感じるようになり、手頃な本を探していて見つけたのがこれ。統計・検定の方法から簡単な微分方程式の解き方まで、タイトルの通り化学実験のデータを取り扱うのに必要な数学的な知識がコンパクトに纏められている。数学が苦手なまま来てしまった私のような人間には有り難い。そういったことを知らなくても統計パッケージにデータを入力すれば適当に結論っぽいものを吐き出してくれるが、それじゃ何も分かってないのと一緒だからなあ。自分が苦労して集めてきたデータだからこそ、安易に切り捨てたり誤った結論を出さないように、大切に扱いたい。
有効数字や誤差の伝播、レポートの書き方といった基本的な事柄も書かれていて、大学1、2回生ぐらいの初学者にもお勧め。