政教分離

奈良県生駒市の山下真(まこと)市長(38)が、8日に往馬(いこま)大社(谷野浩重宮司)で開かれる「往馬の火祭り」への参加を断っていたことが分かった。弁護士でもある山下市長は、理由を「例祭での拝礼と玉ぐし奉納が宗教的活動にあたり、政教分離原則に反する」と説明。

この祭りがどの程度「宗教的」であるかは分からないが、政治家である以上、思想や宗教にはこのぐらい敏感かつ慎重であって欲しい。
しかし、「宗教行事としての祭り」と「無形文化財としての祭り」とか、「宗教的象徴としての建造物」と「文化財としての建造物」とかの区別というのは、結局のところどこかで恣意的に線を引かざるを得ないわけで、そこをクリアにするのはなかなか難しい問題ではある。